姿勢はどこから崩れて、どこから戻せるのか?②
2017/11/19
こんにちは。
11月も後半になりましたね!
いろんなところで、クリスマスのイルミネーションが点灯し始めてます。
いつもと同じ場所が、いつもと違う場所になるから得した気分!
前回、途中で終わった『姿勢はどこから崩れて、どこから戻せるのか?』の後半、『どこから戻せるのか?』についてです。
『姿勢は、どこから戻せるのか?』
前回のブログで、姿勢はその人の生活スタイルによって、人それぞれ変化のはじまりは違うと思うってお話をしました。
よくある話ですが、『はじまりが○○だから、○○から戻す!』って聞いたことありませんか?
昔は、僕もそう考えている時期もあったんですが、それがしっくりこないことが多かったんです。
確かに、理屈は変化がはじまったところから戻していくのが普通なのかなって思いますが、カラダはそんなに単純ではない気がします。
『悪い姿勢がクセになってしまったら、はじまりからだけだと戻りが中途半端!?』
毎日の生活習慣で悪い姿勢がクセになってしまうと当然ですが、カラダの軸となる部分の変化してます。
例えば、猫背の人。
首が前に出て、肩が巻き込んで背中も丸くなってきます。
骨盤も後ろに倒れてる。
膝は少し曲がり気味。
カラダ全体はアルファベットのCを逆にした印象。
こうなったら、悪い変化を打ち消そうとカラダのあらゆるところで変化が連鎖してしますので、どこをやれば姿勢が戻るとかはほとんどないのかって思います。
首が前にでてるから、首をやっても背中の角度が首が前に出る角度のままだと戻りたくても戻れないし、肩が巻き込んでいるから肩をやっても同じです。
腕は肩甲骨のつながっていて、肩甲骨は背中の角度でその位置が決まります。
つまり、背中の角度をそのままに腕や肩甲骨を戻そうとしても戻れる場所がないから、戻ったように一瞬見えてもカラダの根本の位置はほとんど変わってないと言っても言い過ぎじゃないと思ってます。
そして、背中の角度を戻すには骨盤の角度を変えてあげないと戻れない。
そんな感じで、変化させたい場所が戻れるスペースがあるかないかがすごく重要になるんです。
『あえてポイントをあげるなら、カラダの軸になる背骨・股関節!』
この2つは、カラダの軸を戻してあげるのにすごく重要だと思っています。
背骨は肋骨の角度のもとになるし、股関節は背骨の角度のもとになります。
内容が繰り返しにはなってしまいますが、肋骨や肩甲骨は背骨の位置で、背骨は股関節の位置で、場所が決まってしまいます。
どちらかと言えば、股関節のほうが重要かなと思いますが、だからって股関節が戻っても背骨が硬いと上半身が戻りきらないんですよね。
何となくイメージできるかもしれませんが、戻りきらないところは悪い位置に戻るのも早いんです。
こう考えていくと、姿勢を戻すためには、
まず、背骨と股関節の動きを出せるようにももやおしりといった関連する箇所を施術して、位置を戻すための柔らかさ出して、
柔らかさがではじめたら、背骨と股関節の施術を続けながら、細かい変化を同時進行で変えてくのが一番効率的な気がしてます。
『悪い姿勢が固定化してしまったら、どこがはじまりであろうとカラダの中心からはじめるしかない!』
いままで、いろんな方に協力してもらって、首を中心にやってみたり、肩の巻き込みを中心に施術してみたりしてきましたが、僕の感覚だけで言うなら、集中的に施術したところは、確かにかなり楽にはなります!
でも、同じスパンで同じ度合いのつらさを繰り返してます。
多分、戻りが中途半端なんです。
感覚はいいけど、カラダは変わってないっていう、一番あとで損する形になっちゃうんですよね。
逆に、背骨・股関節を中心とした姿勢のための施術を組み込んでいる人は、『最近、あんまり凝らないし、凝ってもすごくしんどくなること少ないんだよね!』っていう方の方が圧倒的に多いんです。
カラダの軸を戻すために、背骨と股関節の施術を必ずやる方は、軸が戻り始めたころからプラスの変化が連鎖し始めます。
ここがカラダの軸から姿勢を戻す最大のメリットです。
目に見えたあからさまな変化に対する施術を少なくしたとしても、最終的に得をするのが背骨と股関節を施術なのかなって思います。
結局は、背骨・股関節の施術で姿勢の土台を作りながらじゃないと、細かい部分の施術は、カラダを変えるって意味においては、ほとんど無駄に終わるって気がします。
だから、function&keepでは、60分の集中施術であっても、背骨と股関節の施術は必ずやります。
それが、最終的にお越しになった方々の得になると信じているからです。
僕なりの結論を言うなら、どこから変化がはじまろうが悪い姿勢が当たり前になってしまった時点で、戻すはじまりはカラダの軸である背骨と股関節ってことになりますね!
長くなってすいません。